回顧
2021.03.11
10年前の今日この時間は4月1日にオープン予定であったまだ何もない掛川ジムにいた。トイレで用をたしているとジムが揺れ内見をしたいと言ってついてきた母親と文太に「ダンプ??揺れるなー」と言ったことをよく覚えている。その後軽く揺れている街灯を見て地震と気がついたが震度2か?1か?という程度であった。
母親は内見をし、文太はジムを走り回り、私はジムのイメージを作り、一通り用事を済ませ帰宅した際にはじめて大変な事態になっていることを報道で知った。
ヘリコプターから津波が押し寄せている様子が撮影され飲み込まれていく街並み、逃げ惑う車が津波に飲み込まれるすんでで切り替わるカメラ・・・そんな中堤防の側で津波から逃げる一匹の犬がその波に飲み込まれ堤防の内側に消えていった映像が未だに脳裏に焼き付いておりこの時期になると思い出され非常に心苦しくなる。
私を含め多くの静岡県民は幼少期より大地震は静岡を中心に起こると教え込まれて育ってきた。そのため神戸、東北に大地震が起きたことは想定外の出来事と感じた方も多いはずである。ただただこれは巡り合わせというだけのことであり、静岡はまだ大地震がきていないというだけのことである。被災された方や亡くなった2万人近くの方たちからの命の教訓を忘れてはならない。
いずれの大地震も被災地には行けず機会に合わせ募金しかできなかったことが歯痒いができることはしたい。そして今日だけは東北の方たちのことを考え、そして亡くなった方達に手を合わせたい。