今晩は、入野ジムの長谷部です。
人には、それぞれのイメージがある。
明るそうな人、暗そうな人、怖そうな人、優しそうな人。
いろいろあるが、話せば、たいがい良い人達だ。
確かに癖のある人もいるが、それは、その人の味ともいえる。
ジムに来てる人達も、気さくでとても優しい。
サンドバック、ミットで凄い音を鳴らし、マススパーリングで
ガツガツ技を出し合う、知らない人は、想像出来ないだろう。
仕事帰りに佐鳴湖を走ったりするが、部活をしている学生集団の横を
通るときがある。
その時、先生の指導なのだろう、生徒達全員が挨拶をしてくるのだ。
「こんにちわ~」 ・・・ これが恥ずかしい。
大きな声で、男女共総勢数十人の、こんにちわシャワーである。
無精ヒゲをはやし、作業ズボン、ヨレヨレシャツのおっさんがフラつきながら走ってる。
頼むからほっといてくれ!
しかし、無視するわけにも行かず無言で頭をさげ、走り去る。
先生も、そっとしておく優しさもあるのだという事を教えてほしい。
度々こんにちわシャワーで、ずぶ濡れになっていたある日。
今日もいるのかな? そう思いながら走り始めると
前から部活帰りの集団が・・・まずい・・・先生は居ない、頼む無視してくれ!
祈りも虚しく女子5人からの、こんにちはシャワー。
いつもの様に頭をさげて走り去ろうとしたその時。
すれ違いざま、女子5人が一斉に、「ほら!」。
・・・・・ほら?・・・・・何が、ほら!なんだ?
あの学生達は、どんなイメージを持っていたのだろうか?
引き返して聞くわけにも行かず、謎のままだ。
世の中には、知らない方がいい事も沢山ある。
おそらくこの、ほら!、もその一つだろう。
そんな事をいいながらも時々気にしてしまう器の小ささに、少しへこむ。