今晩は、入野ジム　長谷部です。

遺伝子・・・親から子、子から孫へ・・・
脈々と受け継がれている。

良い部分も悪い部分も・・・抗うことは出来ない。

実家に行った時のこと、車を駐車する場所が
裏手のかなり狭くギリギリの所しかなかった。

「ぶつけない様に私が見ててやる！」

洗濯干し途中の母親が後ろで仁王立ち。

ゆっくりとバックで進入
何とか無事入りそうだと思った、その時！

後方の母親

危ない！ぶつかりそう！急いで知らせないと！

とっさにとった行動

「おい！あんた！ぶつかる！」

絶叫しながら、なぜか手に持っていたハンガー（しかも木）で

ガン！ガン！ガン！

・・・いやいや・・・ちょっと待ってくれ・・・

もはや怒りを通り越して笑ってしまう。

普段やさしく穏やかな人だが、何かに集中してしまうと
周りが見えずに突っ走ってしまう。

山育ちの為、山に行くと妙にテンションが上がり
素手でトンボを捕まえまくる・・・。

そんな遺伝子が少なからず受け継がれているのか・・・。


相変わらず活動的で正義感の強い父親

近くの駐車場、人通りも少なく車上荒らしの被害も出ていた
夕方見回りに行くと、そこには学生男女数人がたむろしている。

父親の正義感に火がついた

「お前たち！こんな薄暗い所で何をしてるんだ！」

「みだらな行為をしようとしてるだろ！」

・・・・みだらな行為・・・って・・・。

普段の生活でなかなか使わない言葉・・・みだらな行為・・・。

ニュースでしか聞いた事がない。

父親が熱く語る・・・。

「ああいう所から非行が始まるんだ！」

学生時代、副番長だった父親が熱く語る・・・。

今の時代、こういった近所のおせっかいオヤジ的な存在は
貴重なのかもしれない。

こんな遺伝子も少なからず受け継がれているのか・・・。

にわかには信じがたい・・・。

しかし、とても頑固者だった祖父を見て

「俺は違う、あんな風にはならない」

そう言っていた父親も
今では引けをとらない程の頑固者になり

祖父と同じように散歩を始め

知ってか知らずか、同じコースを通っている。

恐るべし、長谷部家の遺伝子！

いつの日か若者に　「みだらな行為をするな！」

そう叫ぶ自分がいるのか？

にわかには信じがたい・・・。

しかし、抗うことは出来ない
それが長谷部家の遺伝子ならば・・・。