小説
2016.05.27
こんばんは。
掛川ジムの平松です。
私は、本を読むのが好きで、このブログでも何冊か紹介しましたが、
今回は、好きな作家、伊藤計劃さんを紹介します。
この方は主にSF小説を書かれているのですが、
細かい描写でとてもわかりやすく、
読む人に小説内の世界を容易に想像させてくれます。
今までオリジナルの長編は2作しかありません。
そして、残念ながら、今後、新作が出ることはありません。
作家活動わずか2年程で急逝してしまったためです。
処女作「虐殺器官」は短期間で書き上がられた作品で、
有名な作品を引用が多々あり、元ネタがわからないと楽しめない部分があったり、妙に説明っぽいところがあったりと、内容は面白かったのですが、荒削りな印象がありました。
2作目の「ハーモニー」は、オリジナリティのある文章で完成度も上がっており、前作の悪い部分が払拭されていているように思われました。
次にはさらに良い作品になる予感があっただけに、
次回作が読めないのは非常に残念です。
他にも短編や映画の評論(本人は映画の紹介と説明していますが)などもあり、どれも文章を読むことを楽しめる作品ばかりです。
彼が亡くなったのが34歳。
もっとたくさんの作品を書くために生きるのだと語っていたそうです。
今、私が34歳で同じ歳だと考えると早くになくなったんだなぁ、という残念な気持ちと、今の自分はどうかと身につまされます。
ともあれ、興味のある方は是非一読あれ。
掛川ジムの平松です。
私は、本を読むのが好きで、このブログでも何冊か紹介しましたが、
今回は、好きな作家、伊藤計劃さんを紹介します。
この方は主にSF小説を書かれているのですが、
細かい描写でとてもわかりやすく、
読む人に小説内の世界を容易に想像させてくれます。
今までオリジナルの長編は2作しかありません。
そして、残念ながら、今後、新作が出ることはありません。
作家活動わずか2年程で急逝してしまったためです。
処女作「虐殺器官」は短期間で書き上がられた作品で、
有名な作品を引用が多々あり、元ネタがわからないと楽しめない部分があったり、妙に説明っぽいところがあったりと、内容は面白かったのですが、荒削りな印象がありました。
2作目の「ハーモニー」は、オリジナリティのある文章で完成度も上がっており、前作の悪い部分が払拭されていているように思われました。
次にはさらに良い作品になる予感があっただけに、
次回作が読めないのは非常に残念です。
他にも短編や映画の評論(本人は映画の紹介と説明していますが)などもあり、どれも文章を読むことを楽しめる作品ばかりです。
彼が亡くなったのが34歳。
もっとたくさんの作品を書くために生きるのだと語っていたそうです。
今、私が34歳で同じ歳だと考えると早くになくなったんだなぁ、という残念な気持ちと、今の自分はどうかと身につまされます。
ともあれ、興味のある方は是非一読あれ。