夢空間
2016.12.02
入野ジム 長谷部です
最近めっきり寒くなり、ただでさえ外出しないオジさんを
ますます家にこもらせる
ミカンを食べ本を読みながら
このまま根っこが生えてもいいかな・・・などと思ってしまう
そんなオジさんでも学生時代内緒で原付免許を取り
友人と遠州の空っ風をものともせず原付バイクで走り回ったものだ
とはいえ今とは違いコンビニもなく遊ぶ場所も金も少ない・・・
どこで遊ぶにしても金は要る
けっきょく友人宅の部屋でたむろしモンモンとした時間を過ごすのである
(当時ガソリンを百円分お願いし、お前の様な客は初めてだとスタンドの店員に言われた事がある)
しかしながら我々にはそんな気持ちを晴してくれるオアシスがあった
それは近くの空き地の片隅 人知れずひっそりと存在している
そこには男のロマン、夢の欠片で満ち溢れ
「おお~!すげ~!」
歓喜の叫びをあげ来た者すべてを多幸感で包んでくれる
学校で大喧嘩をした者同士が放課後、偶然オアシスで再会し仲直りをしてしまう
出現理由は謎だがそういったオアシスがいくつか存在し
情報を掴むと新たなオアシスの開拓を求め原付バイクを走らせる
まさにトレジャーハンターだ
ある時、海辺のテトラポットの山の中に良質なオアシスありとの情報を受け
直ちに捜索に向かった我々の目に飛び込んで来たのは
防寒着で身を包み なぜかヘルメットをかぶり
まるで この場所が荒らされぬよう守っている衛兵・・・
夢の欠片を凝視しながら静かにたたずんでいた
なんてことだ!ここまで来て・・・しかしオアシスを目の前にスゴスゴと引き返す訳にはいかない
友人が衛兵にコンタクトを試みる
「おい、お前!一人でこんな所でなにやってんだ!・・・恥ずかしくねエのか!」(俺たちもね・・・)
「おとなしく家に帰れ!」
意外にも快くオアシスを開放してくれた
きっと我々の熱意が伝わったのだろう・・・ありがとう・・・衛兵
オアシス・・・そこには男のロマン、夢の欠片で満ち溢れ
来た者すべてを多幸感で包んでくれる
今もなお、どこかにひっそりと存在しているのだろうか・・・
はたして、ひどく汚れてしまった今の自分があの時と同じように多幸感に包まれるのか?
それを確かめに新たなオアシスの開拓を求め車を走らせるとしよう・・・
などとは、これっぽっちも思わない・・・。
最近めっきり寒くなり、ただでさえ外出しないオジさんを
ますます家にこもらせる
ミカンを食べ本を読みながら
このまま根っこが生えてもいいかな・・・などと思ってしまう
そんなオジさんでも学生時代内緒で原付免許を取り
友人と遠州の空っ風をものともせず原付バイクで走り回ったものだ
とはいえ今とは違いコンビニもなく遊ぶ場所も金も少ない・・・
どこで遊ぶにしても金は要る
けっきょく友人宅の部屋でたむろしモンモンとした時間を過ごすのである
(当時ガソリンを百円分お願いし、お前の様な客は初めてだとスタンドの店員に言われた事がある)
しかしながら我々にはそんな気持ちを晴してくれるオアシスがあった
それは近くの空き地の片隅 人知れずひっそりと存在している
そこには男のロマン、夢の欠片で満ち溢れ
「おお~!すげ~!」
歓喜の叫びをあげ来た者すべてを多幸感で包んでくれる
学校で大喧嘩をした者同士が放課後、偶然オアシスで再会し仲直りをしてしまう
出現理由は謎だがそういったオアシスがいくつか存在し
情報を掴むと新たなオアシスの開拓を求め原付バイクを走らせる
まさにトレジャーハンターだ
ある時、海辺のテトラポットの山の中に良質なオアシスありとの情報を受け
直ちに捜索に向かった我々の目に飛び込んで来たのは
防寒着で身を包み なぜかヘルメットをかぶり
まるで この場所が荒らされぬよう守っている衛兵・・・
夢の欠片を凝視しながら静かにたたずんでいた
なんてことだ!ここまで来て・・・しかしオアシスを目の前にスゴスゴと引き返す訳にはいかない
友人が衛兵にコンタクトを試みる
「おい、お前!一人でこんな所でなにやってんだ!・・・恥ずかしくねエのか!」(俺たちもね・・・)
「おとなしく家に帰れ!」
意外にも快くオアシスを開放してくれた
きっと我々の熱意が伝わったのだろう・・・ありがとう・・・衛兵
オアシス・・・そこには男のロマン、夢の欠片で満ち溢れ
来た者すべてを多幸感で包んでくれる
今もなお、どこかにひっそりと存在しているのだろうか・・・
はたして、ひどく汚れてしまった今の自分があの時と同じように多幸感に包まれるのか?
それを確かめに新たなオアシスの開拓を求め車を走らせるとしよう・・・
などとは、これっぽっちも思わない・・・。