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艶消し

2019.11.04

陽の当たる場所、当たらない場所
適性に合う植物がそれぞれ育つ
人間も同じ・・・
表舞台と裏舞台
それぞれ適性に合う人達が活躍する

学校でクラスの人気者には常に人が集まり
女の子にも人気がある
何をするにもクラスの中心
皆それを羨み憧れそこを目指そうとする
そんな中、けしてそこに交わらず一人自分の席で
読書を嗜む者
周りからは根暗なヤツとして片付けられ相手にしなかったが
あそこは自分の目指すべき場所ではないと
もうすでに自らの適性を把握していたのだとすれば
皆が相手にしなかったのではなく
こちらが相手にされていなかったという表現が正しいのだろう。

そんな自分にもある年齢を境に変化が起こる
表舞台、陽の当たる場所に居ることへの違和感
そしてさらに年齢を重ね確信する
自分は裏舞台、陽の当たらない場所の住人なのだと
どちらが良い悪いといった話ではない
人前に出ることを自然と避けるようになり
写真撮影では無意識に人影に隠れてしまう
人知れず、すべき事、課せられた責務を果たすことが出来ればそれでいい
そしてそれがどこかで陽の当たる場所の人達の活躍に繋がるのであれば
それはそれで結構ではないか。
以前読んだ本にこんな一節があった
キャンバスにまず闇を描かなければ光は表現出来ない
光と影どちらが欠けても成り立たないという事になろう
重ねて言うがどちらが良い悪いといった話ではない
その場所で居心地の良さを感じてしまっただけのこと

世俗にまみれながら適度に手を抜き狡をする
ささやかな感謝をしながら少しだけ愚痴を言う
目立たず騒がずそして願わくば誰の記憶にも残らない
これが自らの適性を把握した上での
適正な判断なのだ。      長谷部
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