入野の長谷川です。

難解な映画だけでなく、所謂「B級ホラー」映画も割と好きです。「エルム街の悪夢」のフレディと「13日の金曜日」のジェイソンが対決する「フレディvsジェイソン」やジェイソンが宇宙で殺しまくる「ジェイソン宇宙に行く」等、思いつきとノリで作ってしまったとしか思えない低予算映画に、オリジナルに対する愛を感じたりもします。邦画でも「貞子vs伽倻子」など。

また以前「クマのプー（Pooh）さん」について書きましたが、この二つを結びつけるのが「クマのプーさん　血と蜂蜜」という、プーさんが殺人鬼となって人を殺しまくる、日本未公開の実写版ホラー映画です。当然ながら本家の許可を取っている筈もなく、プーさんの著作権が部分的に期限切れとなったのに乗じて、その隙間を巧妙に突いて作った映画です。

「Blood & Honey」の蜂蜜はプーさんの好物だとして、英国映画でこの響きはジョン・レノンの「Milk & Honey」を意識して...というのは考えすぎ？こういう映画を作る人達は小ネタを隠しておくのが大好きなので。

そんな映画が制作中と聞いてちょっと楽しみにしていたのですが、一向に日本公開されないので忘れていました。そして先週「プーさんのホラー映画が香港とマカオで急遽公開中止、政治的圧力か？」というニュースが出て、英国や米国では今年の初めに既に公開されていることを知りました。日本公開はビジネス的に無理か？ちょっと残念。

夢が壊れてもいいという方は、YouTubeで予告編をどうぞ。