TRAINER’s
BLOG指導員BLOG:指導員の日替わりブログ

2025.01.21
朝いつもの時間に目を覚まし
いつものように深いため息を吐く
あちこちぶつかりながらトイレにいき
いつものように身支度を整える
なぜか靴下を穿くのは左足からだ
出かける前に鏡を覗くと猛烈な寝ぐせを発見するが
そのままにしておく
勝ち目のない戦いははなからしない
車に乗り込み出発しようとするがフロントガラスが
真っ白に曇っているのでワイパーを動かすと
ガリガリガリと破滅の音がする
車検に出して交換したばかりのワイパーゴムが早くも終わってしまった。
朝が早いので車はほとんどいない
静寂に包まれた交差点で1人律儀に信号で止まっているのも
いかがなものかと思いもするが交通ルールはしっかりと守る
すると後方から凄まじい音を鳴らしながら
派手なバイク集団が蛇行しながら近づいてくる
当然、赤信号など無視して通り過ぎるかと思いきや
しっかりと停止線で止まる
しかも私の車を両側で囲むように止まりエンジンをふかしだす
まるで私がこの集団の先頭車両のように見えてしまうではないか
「おいおい、やめてくれよ・・」
青信号になると彼らは蛇行しているので
すぐに距離をおくことが出来るのだが
こういう時に限って行く先々の信号がすべて赤なのはどういうことだろうか?
すぐに切り込み隊長に逆戻りだ
幸いパトカーに出くわすことはなかったが冷や汗ものだった。
やはり年をとると寒さが一層堪える仕事の合間を縫って
体に悪いと思いながらも三本目の缶コーヒーを飲む
冬の空は空気が澄んでいるせいか星が綺麗に見える
日によって月がとても大きく見えるのも不思議だ
そんなことを考えている時、すさんだ心が少しだけ
和らぐような気もしないではない。
こうやってのらりくらりと誤魔化しながら
しけた余生が過ぎていきます。
長谷部